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日本代表・久保建英がソシエダ残留?レアル関心報道も「条件満たせば…」

久保建英 写真:Getty Images

 レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英には、古巣レアル・マドリードをはじめビッグクラブからの関心が報じられている。そんな中、現地メディアがソシエダ残留の可能性を分析した。

 久保は昨年夏にマドリードからソシエダへ完全移籍して以降、本来のパフォーマンスを発揮。今季もここまでリーグ戦12試合の出場で5ゴール2アシストと、主力選手として活躍。今月8日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベンフィカ戦では先発出場し、2ゴールを演出するなど、CL決勝トーナメント進出に貢献していた。

 そのベンフィカ戦ではマンチェスター・シティをはじめ複数クラブが視察に訪れたと報じられている。またスペインメディア『El Gol Digital』は以前、両者の契約内容について「契約解除条項は6000万ユーロ(約95億円)、マドリードが同選手の保有権の50%を保有」と報道。「マドリードは久保に3000万ユーロ(約47億円)を支払うだけで済む」とし、マドリードが久保争奪戦で優位に立つ可能性を伝えていた。

 同メディアは今月14日に「久保がソシエダに残留するための必要不可欠な条件」という見出しのもと、久保の去就を特集。マドリード復帰やプレミアリーグ複数クラブからの関心を伝えた上で「久保が今季終了後にソシエダを離れることが確実であるとは言えない。彼はイマノル・アルグアシル監督のもと、キャリアで最も素晴らしい時間を過ごしており、本人はファンやチームメイトからとても愛されていると感じている」と、残留の可能性を指摘している。

 その上で、残留の条件として「ソシエダの来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得」を挙げた上で「来季CL出場を逃した場合、久保の別れを意味する可能性がある」と主張している。

 ソシエダはラ・リーガ第13節終了時点で6勝4分3敗と、来季CL出場圏の4位アトレティコ・マドリードから勝ち点6差の6位。マドリード、バルセロナが上位争いを繰り広げる中、ジローナが11勝1分1敗で首位に立っている。