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鎌田大地も過去に被害。PSG戦で伊東純也にレーザー照射。政治問題に発展か

伊東純也 写真:Getty Images

 スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也は、今月11日に行われたリーグアン(フランス1部)第12節パリ・サンジェルマン(PSG)戦でフル出場。オフサイド判定による幻のゴールで話題を呼ぶ一方、レーザー照射による妨害行為を複数回受けたことが議論の対象となっている。

 伊東に対する妨害行為は、前半5分と31分に発生。いずれもランスが右サイドでコーナーキックを獲得した場面であり、同選手がボールを蹴る直前にレーザーポインターの光を顔面に当てらている。

 このシーンはX(旧ツイッター)上で動画により徐々に拡散。日本のファン・サポーターからは「レーザー当てるな」「レーザーポインター使った観客は出禁で!」などと怒りの声が噴出。

 また一部SNSユーザーは、森下泰臣陸上幕僚長とフランス陸軍参謀総長のピエール・シル氏による栄誉礼受賞の様子を捉えた在日フランス大使館公式Xアカウントの投稿に、レーザー照射の動画を添付して返信。伊東が受けた被害をきっかけに、政治問題に発展する可能性もある。

 なお欧州でプレーする日本人選手では、ラツィオ所属MF鎌田大地もアイントラハト・フランクフルト時代にレーザー照射の被害を受けている。

 同選手は昨年11月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・スポルティングCP戦でPKキッカーを務めた時、ゴール裏から照射を受けた直後に不適の笑みを浮かべた後、GKの逆をついてゴールマウス右側に流し込んだ。それだけに伊東に対するレーザー照射をうけて、「いつぞやの鎌田思い出すな」という声も上がっている。