FC東京からスコットランド1部ハーツへ完全移籍した田川亨介は、負傷離脱もあり新天地で苦戦している模様。チームメイトのFW小田裕太郎がU22日本代表に招集された傍らで、ハーツ指揮官から改善を求められている。
田川は2022/23シーズンまでポルトガルがCDサンタ・クララでプレー。シーズン終了後にFC東京へ復帰していたが、今年7月にハーツへの完全移籍が正式決定。同クラブと3年契約を結んだほか、現地では移籍金が6桁(約1500万〜1億5000万円)と報じられていた。
再び海外挑戦を果たした田川だったが、今季ここまで公式戦8試合の出場で1ゴール、スタメン出場わずか1試合と存在感を発揮できず。9月以降は足首やハムストリングの負傷により戦線離脱を余儀なくされていたが、今月12日に行われるスコットランド1部リーグ戦での復帰が予想されている。
ただハーツのスティーブン・ネイスミス監督は田川について、スコットランドサッカーへの適応が足りないと指摘。英紙『エジンバラニュース』のインタビューで、「スコットランドのサッカーは攻撃的でテンポが速い。それに慣れるまでには時間がかかる」と前置きした上で、以下のようなコメントを残している。
「田川は不満を溜めている。その不満について彼と話しているほか、物事の全体的な見方を教えた。彼が100%快適にプレーするようになるまで時間はかかる。だが、スコットランドサッカーはスコットランドサッカーであり、それが現実だということを理解する必要がある」
「自分自身ファウルだと思っていたのに、ノーファウルだったという部分について、彼は学ばなければならないし、我々にも可能な限り教える義務がある。『助けてもらえるとか、ファウルをもらうべきだと言われるとか、そのように思ってはいけない』と彼には言わないといけないね。スコットランドサッカーでは、ファウルを貰えないことが多い」
「クラブの文化やプレーの仕方など、田川には理解すべきことがたくさんある。だから我々は彼と頻繁に会話しているし、彼のコミュニケーション能力はかなり高い。彼自身、チームへの貢献度が低いことに不満を感じているし、私に『イライラしている』と言ってきた」
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