ハダースフィールド・タウンFC所属の日本代表DF中山雄太は、今月28日に行われたイングランド2部リーグ第14節リーズ・ユナイテッド戦でフル出場。2失点に関与したこともあり、現地で厳しい評価を受けている。
中山はカタールW杯開幕直前に行われたリーグ戦で右足アキレス腱を負傷し、長期離脱。しかし今年7月に実戦復帰すると、9月下旬からリーグ戦5試合つづけて先発出場。今月21日の第12節クイーンズパーク・レンジャーズ戦は代表戦を終えたばかりということもあり途中出場だったが、24日の第13節カーディフ戦でスタメン復帰していた。
そんな中で迎えたリーズ戦では、左ウイングバックで先発出場も、前半20分と33分にいずれもカウンターの局面から失点。1失点目では左サイドから駆け上がってきたMFダニエル・ジェームズへの寄せが甘いところからシュートを決められた。また2失点目では、FWクリセンシオ・サマーフィルに走り負けている。
それだけに英メディア『ヨークシャーライブ』は、中山に対して10点満点中「4」と及第点以下の評価を与えるとともに「サイドでのマッチアップでは、ジェームズと互角にやり合うだけの能力はないが、時間が経つにつれて問題となった。1失点目ではもっとうまく対応できたはずだ。後半のプレーはまずまずだったが、そこまで価値はない」と酷評。チーム内最低評価ではないものの、同選手のパフォーマンスを敗因に挙げている。
中山は3バックの一角でスタメン出場したカーディフ戦でも、低調なパフォーマンスを露呈。相手選手のマークを外すことによってピンチを招くシーンがあっただけに、『ヨークシャーライブ』は「重要な局面でスイッチが切れてしまう傾向にある。ポジショニングであまりにも多くの穴を残した」とした上で、センターバックの適正がないと批判していた。
今月に日本代表復帰を果たした中山。来月に北中米W杯アジア2次予選を控えているだけに、早期復調が求められる。
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