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南野拓実は「代役」モナコ戦展望でリーグアン公式が序列低下指摘

南野拓実 写真:Getty Images

 ASモナコ所属MF南野拓実は今月、サッカー日本代表「森保ジャパン」に招集。モナコでの活躍が高く評価されてカタールW杯以来となる代表復帰を果たしたが、リーグアン(フランス1部)の試合でベンチスタートの可能性があるようだ。

 同選手はモナコ加入1年目の2022/23シーズンこそ出場機会に恵まれなかったが、オーストリア1部レッドブル・ザルツブルク時代の恩師であるアドルフ・ヒュッター監督のもとで完全復活。今季ここまでリーグアン7試合出場で3ゴール3アシストと、シャドウ(前線1トップの背後)のポジションでレギュラーを掴んでいる。

 そして今月に日本代表復帰を果たすと、13日のカナダ戦ではスタメン出場で再三にわたり決定機を演出。17日のチュニジア戦でも後半途中からピッチに立ったが、復帰後初ゴールは生まれなかった。

 リーグアン公式サイトでは、今月22日に行われるリーグアン第9節モナコ対メスを特集。南野について「3ゴール3アシストと今シーズン絶好調だ」と評した一方で、「最近の試合ではフォラリン・バログン、ウィサム・ベン・イェデルの前線2トップシステムが採用されることがあり、アレクサンドル・ゴロビンの控えとしてベンチから見守っていた」と、序列低下の可能性を指摘。

 メス戦のスタメン予想では「ゴロビンは現在鼠径部に問題を抱えており、南野が彼の代役として有力視されている。ただマグネス・アクリウシェやエリーゼ・ベン・セギルが控えており、アドルフ・ヒュッター監督にとっては嬉しい悩みだ」と綴っている。

 今季ここまで好調をキープしている南野だが、今月8日のスタッド・ランス戦では今季初めてリーグ戦でスタメン落ち。ライバルの台頭もあり、国際Aマッチデー期間後もポジション争いを余儀なくされそうだ。