サッカー日本代表「森保ジャパン」は今月13日開催の「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」(国際親善試合)でカナダ代表と対戦。この一戦を前に、FIFAワールドカップ出場歴を持つ清水エスパルス所属MF乾貴士が、ASモナコ所属MF南野拓実の特徴に言及している。
昨年のカタールW杯を最後に、しばらく代表でのプレーから遠ざかっていた南野。所属先のモナコでも出場機会に恵まれなかったが、オーストリア1部レッドブル・ザルツブルク時代の恩師であるアドルフ・ヒュッター氏の監督就任により立場が一変。今季は開幕からリーグ戦7試合出場で3ゴール3アシストと、シャドウ(前線1トップの背後)のポジションでレギュラーを掴んでいる。
大舞台での経験が豊富な乾はDAZN制作番組『フットボール・タイム』に出演した際、代表戦の注目選手に南野を挙げると、以下のように同選手の凄さを語っている。
「大事な場面で結果を出す。調子悪くても点を取れるのが凄い。試合に出れていなくても、いつの間にか(代表に)復帰する。スタメンじゃなかったのに、いきなりスタメンに復帰して点を取るから、あの粘り強さが凄い」
そんな南野は先日、『フットボール・タイム』における日本代表OB内田篤人氏との対談企画で、自身のプロ意識について以下のようなコメントを残していた。
「昨季は難しい状況だったが、少ない出場時間でつねに100%の力を出せるようにトレーニングしていた。(出場時間が少ない状況で)不貞腐れてトレーニングをせずに消えた選手は、長いヨーロッパのキャリアで何人も見てきた。だからこそ(出場時間が少ない状況でも)自分は絶対に崩れない。(しっかりとトレーニングしていることが)最後自分に返ってくると思っていた」
乾が感じた南野の凄みの裏には、少ないチャンスをものにするためにハードワークを惜しまなかった日々の努力があるようだ。
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