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日本代表・菅原由勢が今冬リバプール移籍?遠藤航の出場機会限定がネックに

菅原由勢 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」のDF菅原由勢は、オランダ1部AZアルクマールの主力選手として活躍。来年1月にMF遠藤航所属のプレミアリーグ(イングランド1部)リバプールへ移籍する可能性が報じられている。

 菅原は2019年6月に名古屋グランパスからAZへ移籍。海外挑戦1年目から出場機会を得ると、右サイドバックのレギュラーに定着。昨季オランダ1部リーグ26試合の先発出場で3ゴール8アシストと結果を残すと、今季もここまでリーグ戦全8試合出場で3アシストと、好調を維持している。

 日本代表でもレギュラーに定着しつつある菅原。今年夏はプレミアリーグのフラム、MF守田英正所属のポルトガル1部スポルティングCP、リーグアン(フランス1部)スタッド・レンヌへの移籍が噂されたものの、実現には至らなかった。

 それでも菅原はすでに欧州で高い評価を得ている模様。リバプールの専門サイト『アンフィールド・インデックス』は来年1月の移籍市場におけるリバプールの補強候補を特集。菅原の名前を挙げると、同選手について以下のように綴っている。

 「ヨーロッパ中のビッグクラブから注目されている菅原は、リバプールの右サイドで待望の競争相手となる可能性がある。この日本代表選手はAZで何度も目立っているが、AZは高額な移籍金を要求するつもりがない。ユルゲン・クロップ監督とクラブの首脳陣が来年1月に右サイドバックの獲得を望んでいるのであれば、菅原は間違いなく補強リストに名を連ねるだろう」

 なお菅原本人は今年夏、日本代表OB内田篤人氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演した際、以下のようにステップアップ移籍への思いを語っていた。

 「もちろんプレミアリーグは行ってみたいなと思うんですけど、セリエAとか面白いかな。(2020年12月のUEFAヨーロッパリーグで)ナポリと対戦した時、ナポリのスタジアムが良くて。普通にガチ面(フルメンバー)で試合をしたんですけど、『意外にやれるな』と。それから『イタリア行きたいな』という気持ちが芽生えた感じですね」

 なおリバプールは今年8月、ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトから遠藤を獲得。ただ同選手は新天地で控え要員に甘んじている。リバプールが再び日本人選手の獲得に乗り出す可能性は、現地メディアから厳しい評価を受けている遠藤の今後に左右されるかもしれない。