サッカー日本代表「森保ジャパン」は、日本時間10日未明に行われた国際親善試合ドイツ戦で4-1と勝利。代表OBの内田篤人氏は、DF冨安健洋(アーセナル)の振る舞いに注目するとともに、森保一監督と選手の関係に言及した。
森保監督はドイツ戦の前半を右から菅原由勢(AZアルクマール)、板倉滉(ボルシアMG)、冨安、伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)による4バックシステムで戦っていたが、左サイドからFWレロイ・サネ(バイエルン・ミュンヘン)に何度も攻め込まれる。すると指揮官は、後半キックオフから板倉、冨安、伊藤の3バックシステムに変更。後半14分にはDF谷口彰悟(アル・ラーヤン)を投入し、板倉、谷口、冨安の3バックにした上で、伊藤を左ウイングバックに配した。
複数回にわたるメンバー交代やシステム変更などにより、日本代表はドイツの枠内シュートを3本の抑えて快勝。冨安はサネとのマッチアップを制して称賛を浴びているが、ハーフタイムに森保監督と話し込んでいるシーンでも注目を集めた。
内田氏はこの冨安と森保監督の会話に、日本代表指揮官の良さが表れていると解釈。自身の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』で、以下のようなコメントを残している。
「森保監督は結構選手の意見を聞いて、色々(采配に)反映してくれる。プレーしている選手の意見を大事に思っているんじゃないかな。監督に(自分の意見を)言うことが批判だと思われる場合もある。ただ監督と選手がフラットに意見を言えるのは大事だと思う」
アウェイの地で歴史的勝利を収めた日本代表。冨安と森保監督のやり取りが、この一戦のターニングポイントだったかもしれない。
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