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鎌田大地を批判!フランクフルト紙「ラツィオ移籍は金目当て」年俸差1億円

鎌田大地 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF鎌田大地は、今年夏にブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトからセリエA(イタリア1部)ラツィオへフリー移籍。ドイツ国内では、鎌田の移籍に対する厳しい声が上がっているようだ。

 同選手は昨季までフランクフルトの主力選手として活躍。今年6月末に契約満了で同クラブを退団すると、複数クラブからの関心が報じられる中、ミラン移籍が破談に。本人がUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのプレーを強く望む中、先月はじめに昨季セリエAで2位のラツィオに加入している。

 そのラツィオでは、セリエA開幕戦から3試合つづけてスタメン出場。レッチェ、ジェノア相手に連敗スタートということもあり、現地メディアから厳しい評価を受けていたが、今月3日の第3節ナポリ戦では決勝ゴールをマークしている。

 そんな中、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)』は、鎌田、FWランダル・コロ・ムアニ、DFイェスパー・リンドストロムと今年夏にフランクフルトを退団した3選手について「彼らはラツィオ、パリ・サンジェルマン、ナポリの方が稼げるチャンスがあると考えていた」と暗に批判。

 ラツィオの専門サイト『La Lazio siamo noi』は、『FAZ』の報道内容を引用して「鎌田はカネのためだけにラツィオへ移籍した。ドイツでは必ずしも彼の決断が好意的に受け止められたわけではない」と綴っている。

 なお鎌田とラツィオの契約内容について、英メディア『スカイスポーツ』イタリア版は「年俸300万ユーロ(約4億7000万円)の2年契約、1年間の契約延長オプション付き」とリポート。一方でフランクフルト在籍時の年俸額は、250万ユーロ(当時約3億5000万円)と報じられていた。