サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF鎌田大地は、所属先のセリエA(イタリア1部)ラツィオでも活躍。かつてボローニャの幹部としてDF冨安健洋の獲得を手掛けたワルテル・サバティーニ氏が、鎌田の特徴に言及している。
鎌田は昨季までブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトの主力選手として活躍すると、先月はじめにラツィオへフリー移籍。セリエA開幕戦から3試合つづけてスタメン出場しており、今月3日のナポリ戦では決勝ゴールをマーク。10日開催の国際親善試合ドイツ戦でも先発出場すると、巧みなポジショニングで相手守備陣を混乱させている。
これまで多くの日本人選手がセリエAの舞台でプレーしてきただけに、元ボローニャTD(テクニカルディレクター)のサバティーニ氏は鎌田にも注目している模様。イタリアメディア『トゥットメルカート』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「才能豊かな選手が輝けば、ラツィオはどのクラブにとっても厄介な存在になる。フェリペ・アンデルソンやルイス・アルベルト、チーロ・インモービレが活躍すれば、さらに競争力が上がる。マテオ・ゲンドゥージは強靭なフィジカルの持ち主であり、ボール奪取能力が高い。一方、鎌田にはかなり日本人らしさがある。とても頼れる存在であり、テクニックも兼ね備えている」
なお冨安は2019年夏から3シーズンにわたりボローニャでプレー。シニシャ・ミハイロビッチ監督から右サイドバックやセンターバックと複数ポジションを任せられるなど、ユーティリティ性が高く評価されると、2021年8月にアーセナルへ完全移籍している。
今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で、スコットランド1部セルティックやオランダ1部フェイエノールトなどと対戦するラツィオ。英紙『デイリーレコード』はサバティーニ氏のコメントをうけて、「ラツィオの5人のスター選手がCLでセルティックに問題を引き起こす。そのうちのひとり(鎌田)は、セルティックが知り尽くした特徴を兼ね備えている」と綴っている。
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