日本代表MF遠藤航は先月、ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトからプレミアリーグ(イングランド1部)リバプールへ完全移籍。現地メディアの報道によると、リバプール率いるユルゲン・クロップ監督は、3年前から遠藤に関心を寄せていたようだ。
遠藤は2019年8月から5シーズンにわたりシュツットガルトでプレー。2021/22シーズンからキャプテンを任せられる中、リーグ戦ほぼ全試合でプレーし、2シーズンつづけてチームをブンデスリーガ残留へ導いていた。
リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は5日に「クロップ監督は、3年前から遠藤に注目しており、当時は南野拓実にも彼のことを尋ねていた」
「遠藤がリバプールと契約したとき、彼の名前はどこからともなく現れた。ブンデスリーガや日本サッカー界以外では、彼のことをよく知っている人はほとんどいなかった。しかし、彼のプレーを見てきた人々は高く評価していた」とリポート。
2020年夏のプレシーズンツアーで行われたリバプール対シュツットガルトが、リバプール指揮官の関心を引き付けたタイミングであることもあわせて伝えている。
またクロップ監督からの関心を、遠藤本人も自覚していた模様。同メディアは「遠藤は当時すでに27歳だったが、冗談めかして南野に自分が23歳であることをクロップ監督に伝えるよう言ったとされている。しかし、このふざけた発言はリバプール指揮官に爪痕を残した」と綴った上で、今回の遠藤獲得について以下のように分析した。
「リバプールは30歳の選手と契約することはあまりないが、この選手は明らかにクロップ監督の注目を集めており、戦術にフィットする可能性のある選手として監督が指名した選手だ。この夏リバプールが中盤で失った経験の量を考えると、より成熟した遠藤という選手を置くことは、リバプールにとって必要な補強だった」
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