Jリーグをはじめスポーツの世界で相次ぐ誹謗中傷問題に一石を投じた。清水エスパルスやジュビロ磐田の情報を扱う『スポーツパラダイス』(静岡朝日テレビ制作)のMCである片山真人アナウンサーが、サッカー選手の実情を交えながら、SNSの正しい使い方を訴えている。
片山アナは今月4日午後にX(旧ツイッター)を更新。「誹謗中傷」と切り出すと、「それをつぶやく、リプライする、DMする、送信する前に今一度問うてみてください。その文面は相手のことを考えられていますでしょうか?自分が言われたらどうでしょうか?トゲがないでしょうか??」
「みんな生身の人間です。相手を思いやり、リスペクトすることを忘れないようにしたいものです」と投稿。4日深夜には、誹謗中傷に言及した意図について以下のように綴っている。
「なぜこのタイミングで【誹謗中傷】について投稿したのかと言いますと、ちょうど色々重なったからです…。サッカーしかり、野球しかり、バスケしかり。。」
「以前から、サッカー選手に対してDMによる、良く言えば意見、誹謗中傷と言える暴言の多さを聞いていました。見せてもらったこともありますが、かなり酷いです。送っている人は“どうせ見ない”と思っているかもしれませんが見てる人が多いですからね。傷つけていますからね…」
サッカー選手に対する誹謗中傷メッセージの酷さにショックを受けた片山アナ。スポーツ業界のみならず、メディア業界に対する批判にも視線を向けている。
「マスコミという職業に対しても“マスゴミ”と表現する方もいらっしゃいます。ゴミだなんて…悲しいです…。SNSは便利な反面、悪口という感覚がちょっと麻痺してエスカレートしてしまっているような気がしてなりません。穏やかに、穏やかに」
静岡県出身の片山アナは、福島放送や文化放送を経て、2018年4月に静岡朝日テレビへ移籍。全国高等学校野球選手権静岡大会の実況・リポートを担当しているほか、昨年にはインターネットTV『ABEMA』のFIFAワールドカップ・カタール大会中継にも出演。グループリーグ4試合の実況を担当していた。
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