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元柏キム・スンギュが中東で構想外に。W杯金星サウジ代表GK加入で移籍も

キム・スンギュ 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸や柏レイソルでプレーしていた韓国代表GKキム・スンギュが、サウジアラビア1部アル・シャバブ・リヤドで構想外となった模様。同クラブは後釜として、カタールW杯アルゼンチン戦金星の立役者であるサウジアラビア代表GKムハンマド・アル=オワイスの獲得で合意に達したようだ。

 キム・スンギュは神戸や韓国1部・蔚山現代FC、柏などを経て、昨年7月に柏からアル・シャバブへ完全移籍。2022/23シーズンはリーグ戦全30試合スタメン出場で、11度クリーンシートを達成。チームの上位躍進に貢献していた。

 しかし今季は開幕から5試合つづけて先発出場も、計12失点と低調なパフォーマンスを露呈。チームも2分3敗とスタートダッシュに失敗している。

 サウジアラビア紙『アル・リアディア』の報道によると、クラブ幹部はキム・スンギュのパフォーマンスに不満を抱いており、同選手との契約解除、もしくは中東クラブへレンタル移籍で放出することを検討している模様。しかし選手サイドが退団を受け入れるか微妙とみられている。

 またアル・シャバブはアル=オワイスの獲得で、サウジアラビア1部アル・ヒラルと今月4日までに合意。アル=オワイスは昨年に行われたカタールW杯で活躍。グループリーグ全3試合でフル出場したほか、アルゼンチン戦では好セーブを連発していた。しかし所属元のアル・ヒラルでは出場機会を得られず、今季はここまでほぼ全試合でベンチ外となっている。

 なお『アル・リアディア』は、キム・スンギュがアル・シャバブとの契約を2025年6月まで残しており、年俸が180万ドル(約2億6000万円)であることも伝えている。