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ソシエダ久保建英が遠藤航の同僚に?リバプール移籍待望論噴出のワケ

久保建英 写真:Getty Images

 ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は今年夏、他クラブからのオファーを拒否して残留。今季も主力選手として活躍する中、イギリス国内では日本代表MF遠藤航所属リバプールによる久保獲得待望論が沸き起こっている。

 久保は2019年6月にFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍も、マドリードでは出場機会を得られず、ビジャレアルやヘタフェなど複数クラブへレンタル移籍。しかし昨年7月にマドリードからソシエダへ完全移籍した後は本領発揮。昨季はリーグ戦34試合の出場で9ゴール7アシストと結果を残すと、今季はここまで全4試合出場で3ゴール1アシストと好スタートを切っている。

 そんな中、リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は、「リバプールはモハメド・サラーの後継者として久保の獲得を検討すべき」とリポート。攻撃陣の中心選手であるFWモハメド・サラーにはサウジアラビア移籍が噂されており、同メディアも「リバプールの次の優先事項は、サラーの代役確保だ」と綴っている。

 ただ同メディアは「サラーに代わるスター選手を獲得することは困難」と指摘。同選手放出により得られる巨額の移籍金を利用する形での複数選手の獲得を推奨した上で、「移籍リストの最初の選手には久保が名を連ねるだろう。リバプールでサラーが誇るスタッツには及ばないが、右サイドで確かな仕事をする可能性がある」としている。

 くわえて久保とアーセナル所属MFマルティン・ウーデゴールの共通点にも着目。両選手ともマドリードで出場機会を得られず、レンタル移籍を繰り返していたが、完全移籍によりマドリードを退団した後に活躍している。

 ウーデゴールがアーセナルのキャプテンとして存在感を発揮しているだけに、『Liverpool.com』は「ウーデゴールが証明したように、ある選手がマドリードで驚異的な才能を発揮できなかったからといって、その選手がプレミアリーグで活躍できないというわけではない」と、久保のプレミアリーグ適性に触れている。