ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧は、29日の練習中に負傷。イングランド2部リーズ・ユナイテッド移籍交渉に影響を与える可能性が、現地で報じられている。
田中はデュッセルドルフとの契約を2025年6月まで残す中、すでにクラブ幹部や監督に今夏移籍を志願。ドイツ誌『ビルト』の報道によると、リーズはバイエル・レバークーゼン所属MFナディーム・アミリの獲得を諦めて、ターゲットを田中に変更。移籍金は300万ユーロ(約4億7000万円)とみられる中、同誌は「数日以内にイングランドへ移籍する可能性がある」と伝えていた。
そんな中、田中は29日のトレーニングに参加したものの、右ひざを負傷。足を引きずりながらトレーニングを途中で打ち切ったという。ただ同日午後にMRI検査を受けた結果、靭帯に損傷がないことが確認されており、30日のトレーニングに参加可能であるとのことだ。
ただ『ビルト』は「田中の負傷により、すべての移籍計画が台無しに」とリポート。デュッセルドルフは田中の売却益をVfLボーフム所属FWシモン・ツォラーの獲得に充てる予定だった。しかし田中が負傷により移籍不可となった場合には、ツォラーの獲得を見送らなければならないという。
なお田中は今年4月9日のリーグ戦で右膝内側靭帯を断裂。しかし7月の練習試合で復帰すると、今季開幕から3試合つづけてフル出場。中盤でのボール奪取をはじめ、随所で良いプレーを見せた。ただ今月26日のリーグ戦では、リーズ移籍報道が飛び交う中で出番がなかった。
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