日本代表MF鎌田大地はブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを退団し、ラツィオへ加入。今月20日に行われるセリエA(イタリア1部)開幕戦でのプレーが予想される中、マウリツィオ・サッリ監督が同選手のプレースタイルに言及。サウジアラビア1部アル・ヒラルへ移籍したMFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチと比較している。
鎌田は昨季までフランクフルトの主力選手として活躍。複数クラブから熱視線を注がれる中、今月5日にラツィオと2年契約を締結。13日の練習試合で左足のボレーシュートから移籍後初ゴールをあげると、現地メディアからの評価が上昇。サビッチの後釜として期待する声も上がっている。
そんな中、サッリ監督はセリエA開幕節レッチェ戦の前日会見に出席。鎌田について「まだフィジカル面での準備が整っていない。戦術に慣れるための時間も必要だ」と、スタメン出場の可能性が低いことを示唆。鎌田と同じく「4-3-3」のインサイドハーフを本職とするサビッチとの比較では、以下のようなコメントを残した。
「同じポジションではあるが、特徴が全然違う。鎌田はパス回しや前線への飛び出しに長けている。ただサビッチと比べてフィジカル能力は劣る。なのでチーム全体のプレースタイルも変える必要もある」
欧州やFIFAワールドカップの舞台で活躍してきた鎌田。サッリ監督独特の戦術にフィットするのに時間を要するとはいえ、開幕戦での新天地デビューが期待される。
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