
ベトナム代表FWグエン・コン・フオン(28歳)は、2023シーズンにベトナム1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)から完全移籍で加入したJ1リーグ横浜FCで戦力構想外の状態が続いている。出場機会に恵まれないことで試合勘が鈍り、ベトナム代表での立場も危うい状況だ。多くのベトナム人ファンは、もう若くないコン・フオンに対し、日本で夢を追うのを諦めて早くVリーグに復帰すべきと考えている。
20代後半となり、キャリアのピークを迎えたコン・フオンは、期待に胸を膨らませて横浜FCでの挑戦をスタートさせたが、ここまで公式戦出場は、YBCルヴァンカップのグループステージ第3節、名古屋グランパス戦の後半アディショナルタイムに出場したのみ。出場時間はわずか2分だった。
リーグ戦では、ほぼ全試合でベンチ外。試合勘不足と体力低下が懸念されており、今Vリーグに復帰したとしても、次々に台頭する若手ストライカーたちとのレギュラー争いに勝てるか怪しいものだ。かつて一世を風靡したコン・フオンの株は今や急落しており、ベトナム代表でも不要論が囁かれ始めている。
そんなコン・フオンに救いの手を差し伸べているのが、古巣ホーチミン・シティ(HCMC)とテップサイン・ナムディンの2クラブだ。HCMCは今シーズン低迷して14チーム中13位で辛くも1部残留を決めた。秋春制に移行する新シーズンは10月開幕と準備期間はそれほど長くない。戦力刷新を進めるにあたり、HCMCはコン・フオンの力を欲している。
コン・フオンは、ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)で出場機会に恵まれなかった2019シーズン、HCMCに6か月期限付き移籍しており、12試合で6ゴールを記録する活躍を見せた。また、コン・フオン夫妻はホーチミン市に家と会社があり、この地で暮らすことは仕事面でも生活面でもメリットが多い。
一方、直近数シーズンの大型補強で移籍市場を賑わせているテップサイン・ナムディンも、コン・フオン獲得にご執心だ。ナムディンはリーグ優勝を目標としており、大金を投じてでもコン・フオンを新戦力として迎えたいと考えている。ナムディンはコン・フオンの他にも、元HAGLのベトナム代表FWグエン・バン・トアン(27歳)を韓国2部ソウルイーランドから獲得する計画があると明らかにした。
コン・フオンがVリーグ復帰を決意すれば、今ならまだ多くの選択肢がある。HCMCとナムディン以外にも、獲得に名乗りを上げるクラブが出てくるはずだ。このまま日本で見果てぬ夢を追うのか、ベトナムに戻ってキャリアを再スタートさせるのか、決断の時が迫っている。
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