Jリーグ セレッソ大阪

C大阪レオ・セアラに中東方面から関心か。過去に川崎マルシーニョ獲得失敗

レオ・セアラ 写真:Getty Images

 Jリーグの外国籍選手では、名古屋グランパスでプレーしていたFWマテウス・カストロがサウジアラビア1部アル・タアーウンへ完全移籍。名古屋所属FWキャスパー・ユンカーのサウジアラビア移籍が噂される中、セレッソ大阪所属のブラジル人FWレオ・セアラにも中東移籍の可能性が報じられている。

 2016年にFC琉球でプレーしていたレオ・セアラは、2021年から2シーズンにわたり横浜FMでプレー。スタメンでの出場機会が少なかったが、昨年12月にC大阪へ移籍すると、今季はここまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場し9ゴールをマーク。前線2トップの一角でレギュラーに定着している。

 そんな中、中東メディア『Kol ElKoora』の報道によると、エジプト1部の強豪アル・アハリがレオ・セアラに関心を寄せているとのこと。同クラブは韓国1部・全北現代に所属するFWグスタボ・ソウザの獲得に向かっており、すでに移籍金95万ドル(約1億4000万円)のオファーを提示。現在は全北現代からの返答待ちだという。

 さらにアル・アハリはグスタボ獲得失敗に備えて、代替候補をリストアップ。レオ・セアラや中国1部・山東泰山に所属するFWクリザンなど複数選手が含まれているという。また『Kol ElKoora』は現C大阪所属選手の市場価値を100万ユーロ(約1億6000万円)と見積もっている。

 アル・アハリはエジプト1部リーグを40度以上、CAFチャンピオンズリーグ(アフリカサッカー選手権)を10度制した強豪。2019年8月から2020年10月まで鹿島アントラーズ前監督のレネ・ヴァイラー氏が指揮し、2019/20シーズンの国内リーグ戦で優勝している。

 また昨年10月には、川崎フロンターレからFWマルシーニョを獲得する可能性が取りざたされていた。しかしエジプトメディア『Kora11』の報道によると、川崎が移籍金250万ドル(約3億6200万円)を要求。アル・アハリが150万ドル(約2億1700万円)以上を支払う意思がなかったことにより、クラブ間交渉が破談に終わったという。