ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルト所属の日本代表DF伊藤洋輝には、オランダ1部アヤックス移籍の可能性が報じられている。そんな中、現地では同選手がジュビロ磐田とプロ契約締結前に、アヤックス加入を断られていたことが話題を呼んでいる。
MF遠藤航らとともにシュツットガルトの中心選手として活躍する伊藤は、今月7日までに5年契約締結で個人合意に達したとみられている。しかしシュツットガルトは2度にわたりアヤックスからのオファーを拒否。ドイツ誌『ビルト』は8日に「シュツットガルトは伊藤との契約延長を検討している」と伝えている。
そんな中、アヤックスの番記者を務めるマイク・フェルウェイ氏によると、伊藤は2017年4月に17歳でアヤックスの練習に参加していたとのこと。同氏はオランダ紙『テレグラーフ』のポッドキャスト番組『Kick-off』で、以下のようなコメントを残したという。
「彼は6年前に練習生としてアヤックスのトレーニングに数週間参加していた。だけど、当時のユースアカデミー部長が彼(の獲得に要する移籍金)が高いと判断したんだ。アヤックスは6年経った今、およそ200倍の移籍金で彼を獲得したいと考えている。これが今のアヤックスなんだ」
伊藤は小学校時代からブラジル1部サントス下部組織のセレクションに合格するなど、能力の高さを披露。小学校卒業後から磐田の下部組織でプレーしていたが、磐田でのプロデビュー前からアヤックスは同選手に目をつけていたという。
6年前に獲得するチャンスを逃し、今月にシュツットガルトに移籍金1500万ユーロ(約23億6000万円)のオファーを拒否されたことから、当時の幹部の判断が間違っていたことを証明する格好となってしまった。
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