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アジア杯で日本と同組インドネシア「帰化戦略」で大型補強か

インドネシア代表 シン・テヨン監督 写真:Getty Images

 インドネシアサッカー協会(PSSI)は、来るAFCアジアカップ2023(2024年1月〜)と2026FIFAワールドカップ・アジア予選(2023年10月〜)に向け、インドネシア代表の「帰化戦略」を着々と進めているようだ。

 地元メディアによると、PSSIは現在、ヨーロッパでプレーする選手たちの帰化手続きを急いでいる。近いうちのインドネシア代表入りが噂されているのは以下の6人だ。

  • オランダ人DFジェイ・イツェス(23歳、セリエB/ヴェネツィア)
  • オランダ人DFトム・ハイェ(28歳、オランダ1部/ヘーレンフェーン)
  • イタリア人GKエミル・アウデロ(26歳、セリエA/サンプドリア)
  • オランダ人DFミーズ・ヒルハース(22歳、オランダ1部/トゥウエンテ)
  • オランダ人FWイリアス・アルハウト(26歳、オランダ1部/アルメレ・シティ、現無所属)
  • オランダ人FWラグナー・オラトマンフン(25歳、オランダ1部/フローニンゲン)

 いずれもインドネシアにルーツを持つ選手たちで、「帰化戦略」によるインドネシア代表強化を目論むPSSIが予てから目をつけていた人材。彼らの帰化が実現すれば、シン・テヨン監督率いるインドネシア代表にとって大きな戦力になると見られている。

 オランダには歴史的な背景から、かつての植民地であるインドネシアにルーツを持つ人々が多い。サッカー選手にもインドネシア系は多く、元オランダ代表の有名どころでは、FWロビン・ファン・ペルシー、FWロイ・マカーイ、DFヨン・ハイティンハ、MFナイジェル・デヨング、DFジョバンニ・ファン・ブロンクホルストなどがインドネシア系として知られている。

 ちなみに、コンサドーレ札幌に所属していたFWイルファン・バフディムとMFステファノ・リリパリもオランダ出身のインドネシア代表選手だった。

 インドネシア代表は、来年初めにカタールで開催されるアジアカップのグループリーグで、日本、ベトナム、イラクと同じグループDに入っている。FIFAランキングでは150位と同組最下位のインドネシアだが、個々のタレントは強力であり油断ならない相手だ。