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板倉滉ボルシアMG残留の余波。元磐田DF伊藤洋輝にナポリ移籍再浮上

伊藤洋輝 写真:Getty Images

 日本代表DF板倉滉は、セリエA(イタリア1部)ナポリやサウジアラビア1部アル・ヒラルへの移籍を拒否。ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)残留がほぼ確実と報じられる中、VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝にナポリ移籍の可能性が再び浮上している。

 ナポリはバイエルン・ミュンヘン移籍間近であるDFキム・ミンジェの後釜として、板倉や伊藤など複数選手をリストアップ。そのうち板倉獲得の可能性については、移籍金2000万ユーロ(約31億5000万円)のオファー提示が今月はじめに報じられていたが、選手サイドがボルシアMG残留を決断したとみられている。

 イタリアメディア『カルチョメルカート』は15日に「アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が欲しがる日本人選手は誰だ」と見出しをうち、ナポリの補強計画を展望。板倉の去就に触れるとともに「板倉のほかに伊藤がいる。プレーオフを戦って、ブンデスリーガ残留を決めたばかりだ。左利きで、セットプレーが得意。キム・ミンジェの後釜にふさわしい選手だ」と綴っている。

 伊藤は2021年6月にジュビロ磐田からシュツットガルトへ移籍。海外挑戦1年目からレギュラーに定着すると、2022/23シーズンもセンターバックの主力選手としてブンデスリーガでほぼ全試合先発出場。2部3位ハンブルガーSVとのプレーオフでも2試合ともにスタメン出場し、シュツットガルトのブンデスリーガ残留に大きく貢献している。

 また伊藤の移籍先候補には、先月までナポリの他にトッテナム・ホットスパーもあがっていたほか、今月はじめにはリーグアン(フランス1部)オリンピック・リヨンも浮上。ただシュツットガルトのファビアン・ウォールゲムートSD(スポーツディレクター)は先日、ドイツ誌『キッカー』のインタビューで同選手の移籍を容認しない姿勢を見せている。