明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島は今月13日、一部選手の行為について謝罪。天皇杯3回戦・栃木SC戦後にSNS上で拡散された画像がきっかけで騒動に発展したが、ネット上ではMF森島司やクラブを擁護する声が沸き起こっている。
広島は栃木戦で0-2と敗北。試合後、一般人とみられるSNSユーザーがチームバスの画像を投稿すると、「森島司が中指を立てている」という憶測が駆け巡っていた。しかし当該ツイートはすでに削除されているほか、「人差し指を立てているのでは」「割り箸を持っているだけなのでは」という見方も広まっていた。
そんな中、広島は13日に「天皇杯終了後の当クラブ所属選手の行為について」と題した声明を発表。バスを見送るサポーターに向けて誤解を与えるような不適切な行為を行ったとされる動画や写真がSNS上に投稿された件について、以下のように説明している。
「投稿判明後直ちに選手本人及びバス内で選手本人の近くに座っていた選手に事実確認を行ったところ、窓ガラスを鏡代わりに後方の選手との会話の中で行っていたとのことで、決して来場されているお客様に向かって不適切な行為を行ったわけではないとのことでした」
「ただ、このような行為を行ったこと自体が軽率であり、現地で目撃された方や投稿をご覧になった方等に誤解を招いてしまったことに関しお詫び申し上げます。選手本人に対してもクラブとして厳重注意を行い、選手本人も深く反省しているところでございます」
クラブの謝罪声明をうけて、ツイッター上では「森島は何も悪くない」「クラブがいちいち謝罪することではない」といった擁護論が噴出。「SNSって怖い」「選手の振る舞いにクラブがナーバスになっている」という指摘もある。
Jリーグでは、SNSに関する問題が度々議論の対象に。特定の選手やクラブを対象に、印象操作を目的とした切り取り画像や動画の拡散が相次いでいる。それだけに、今回の件でも誤解を与えるような映像を拡散したSNSユーザーへの批判が多く見られている。
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