元ベガルタ仙台所属選手の日本代表GKシュミット・ダニエルは、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)の正守護神として活躍。ステップアップ移籍を望む中、ここにきてトルコ移籍の可能性が報じられている。
シュミットは2021年8月にSTVVと契約延長したものの、以前から現地メディアのインタビューで複数回にわたりステップアップ移籍に対する思いを告白。今年2月にはベルギー紙『HBVL』のインタビューで「どのクラブも僕に興味を示さないですし、移籍のチャンスはない。なぜかヨーロッパでは日本人ゴールキーパーの人気がありません。なぜかは聞かないでください」とコメントを残していた。
ただ同選手は先月末からSTVVのプレシーズントレーニングに参加。『HBVL』は先月29日に「彼はベルギー国外へ移籍できるか分からない。現時点では他クラブからの関心はない。STVVとの契約は来年6月までだ」と伝えていた。
そんな中、トルコメディア『ajansspor』は今月13日に「トルコ1部MKEアンカラギュジュは、シュミット獲得で個人合意に達した」と報道。ベルギーメディア『Voetbal』も、アンカラギュジュがSTVVよりも高額の年俸を用意していることを伝えた上で、「クラブ間交渉が進行中」としている。
アンカラギュジュは2011/12シーズン以降、1部昇格と2部降格を繰り返していうr。また2021/22シーズンに3度目となる2部リーグ優勝を果たして、1部リーグに復帰。2022/23シーズンは11位で終えているが、2部降格圏内の16位ギレスンスポルとは勝ち点2差だった。
なおシュミットは2019/20シーズンからSTVVに在籍。正守護神として活躍する中、今季もベルギー1部リーグで31試合に出場し、8度クリーンシートを達成している。また昨年にはFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)に参戦。今月のキリンチャレンジカップ2試合でも日本代表に招集されたが、出番はなかった。
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