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元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は、ベルギー1部サークル・ブルッヘからブンデスリーガ移籍が噂されている。しかし、ここに来てMF守田英正所属ポルトガル1部スポルティングCPへの移籍に傾くかもしれない。
スポルティングは、ポルトガル代表FWパウリーニョとポジション争い可能なストライカーの獲得を目指している模様。ポルトガル紙『レコルド』の報道によると、トップターゲットにコヴェントリー所属FWヴィクトル・ギョケレスを掲げているが、ギョケレス獲得失敗時の代替選手として上田をリストアップ。ルベン・アモリム監督も上田獲得の方針を容認したという。
そんな中、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は今月5日、ギョケレス獲得交渉の現状をリポート。これによると、スポルティングが移籍金2000万ユーロ(約31億4000万円)を支払う意向であるのに対して、コヴェントリーは2300万ユーロ(約36億1000万円)を要求したという。
くわえて『レコルド』は「クラブ間交渉は足踏み状態」と報道。スポルティングは移籍金1800万ユーロ(約28億3000万円)、ボーナス350万ユーロ(約5億5000万円)でオファーを提示も、コヴェントリーはこれを拒否。記事内では「これがスポルティングの最終オファーになるだろう」と綴られている。
ポルトガル紙2社の報道内容を踏まえると、スポルティングとコヴェントリーのギョケレス獲得交渉は破談の可能性が高まっている。そのため、スポルティングは以前から同選手の代替候補に挙げていた上田の獲得にむけて本格的に動き出すものとみられる。
一方ブンデスリーガ挑戦の可能性については、ドイツメディア『フースバル』が3日に「上田がドイツでゴールを追う日は近いかもしれない。ブンデスリーガの複数クラブが彼の獲得を検討している。すでにサークルとの交渉はスタートしているが、まだ具体的な話には至っていない」とリポート。サークルが移籍金として800万ユーロ(約12億6000万円)を要求していることもあわせて伝えている。
上田は昨年7月に鹿島からサークルへ完全移籍し、サークルと2026年7月までの複数年契約を締結。加入当初は本職ではないトップ下でのプレーが続いたものの、昨年10月以降は前線でレギュラーに定着。海外挑戦1年目にしてベルギー1部リーグ戦で22ゴールをあげたほか、昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)に参戦した。
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