ポルトガル1部ポルティモネンセ所属の日本代表GK中村航輔は、フランス1部オリンピック・リヨンやトルコ1部フェネルバフチェからの関心が報じられている。しかしポルティモネンセは一貫して同選手の放出に応じないと、現地で報じられている。
中村とポルティモネンセの契約期間は2025年6月までであり、4000万ユーロ(約60億円)の契約解除条項が盛り込まれている。その中村の去就について、ポルトガル紙『O JOGO』は先月末に「リヨンが移籍金350万ユーロ(約5億2000万円)でオファー提示」と報道。ポルティモネンセは契約解除金より大幅に低い金額であることを理由に拒否したという。
またポルトガル紙『ア・ボーラ』はフェネルバフチェからの関心を伝えた上で、「ポルティモネンセは契約解除条項を盾にして、必要不可欠と考える選手を手放すつもりはない。フェネルバフチェは高額な移籍金を用意しなければならない」と伝えていた。
そんな中、『O JOGO』はポルティモネンセ所属選手の去就を特集。ロディネイ・サンパイオ会長のコメントもあわせて紹介しているが、同会長は中村について「(現有戦力の慰留における)我々のマネジメントは優秀であり、今後もそうあり続けるだろう。一見断れないようなオファーも却下することができる」とし、今夏残留が既定路線との見方を示したという。
中村は2021年に柏レイソルからポルティモネンセへ完全移籍も、2021/22シーズンまではトップチームでの出場機会に恵まれなかった。しかし昨年8月にGKサムエルがFCポルトへ移籍したことをきっかけに、正守護神に定着。昨年9月から今年5月28日の今季最終戦までリーグ戦全試合フル出場すると、先月のキリンチャレンジカップで日本代表復帰。ペルー戦でフル出場している。
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