かつてジュビロ磐田やサンフレッチェ広島でプレーしていた日本代表MF川辺駿は先月、スイス1部グラスホッパー・クラブ・チューリッヒを退団。レンタル元のプレミアリーグ(イングランド1部)ウルバーハンプトン・ワンダラーズへ復帰するとみられる中、現地では川辺に対する称賛の声が上がっている。
川辺は2021年7月に広島からグラスホッパーへ完全移籍。海外挑戦1年目から主力選手として活躍すると、昨年1月にウルバーハンプトンへの完全移籍が正式決定。ただレンタル移籍によりグラスホッパーにとどまると、2022/23シーズンもリーグ戦33試合の出場で9ゴール8アシストをマーク。トップ下やインサイドハーフ、ボランチなど複数ポジションを任せられる中で、安定感抜群のパフォーマンスを発揮していた。
ただグラスホッパーは先月25日、川辺のレンタル移籍期間満了を公式発表。同選手の今後について「ホームクラブに戻ることになる」としていることから、ウルバーハンプトンの一員としてプレミアリーグの舞台に臨むものとみられる。
そんな中、ウルバーハンプトンの専門サイト『Angielskie Espresso』は今月、同クラブ所属選手や他クラブへレンタル移籍していた選手の格付けを実施。
川辺について「復帰させるべきだ」とした上で、「グラスホッパーに2年間レンタル移籍したとき、彼は素晴らしパフォーマンスを見せた。2シーズンで16ゴール14アシストを記録するなど、ウルブスのトップチームでチャンスを得るに値することをはっきりと証明している」と称賛。
「彼の大きな武器は、ユーティリティ性だ。昨シーズン、彼は5つの異なるポジションでプレーしている」と同選手の特徴を説明した上で、「プレミアリーグの舞台でチェックする価値は十分にある」と締めくくった。
今月のキリンチャレンジカップで2年ぶりとなる日本代表復帰を果たした川辺。ウルバーハンプトンの契約を2025年6月まで残す中、プレミアリーグでのさらなるレベルアップが期待される。
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