元ガンバ大阪所属選手の日本代表FW中村敬斗は、オーストリア1部LASKリンツからのステップアップ移籍が確実とみられている。ブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシア・ドルトムントやプレミアリーグ(イングランド1部)リバプールなど複数クラブからの関心が伝えられる中、同選手を巡る争奪戦に変化があったようだ。
リンツとの契約を2025年6月まで残す中村については、ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』は今月6日に「オランダ1部フェイエノールトとベルギー1部ヘンクが獲得オファーを準備している。PSVアイントホーフェンとアイントラハト・フランクフルトも中村に興味を示していると言われていたが、今のところ具体的に動いているのはフェイエノールトとヘンクのみだ」とリポート。
しかし英紙『デイリーメール』は15日、同選手に10以上のクラブが関心を寄せていると報道。リバプール、ドルトムント、アストン・ビラの他にアイントラハト・フランクフルト、ボルシア・メンヒェングラートバッハ、リーグアン(フランス1部)のLOSCリール、スタッド・ランス、オリンピック・リヨンなどを移籍先候補に挙げていた。
そんな中、『ヘット・ラーツテ・ニウス』が22日に報じたところによると、ヘンクはMFマイク・トレゾールの後釜として、中村よりもズルテ・ワレヘム所属FWアリュー・ファデラの獲得を優先する模様。ファデラは近日中にもメディカルチェックを受ける予定だという。
中村の移籍金については、オランダメディア『1908.nl』が「フェイエノールトにとって1000万ユーロ(約14億円)という移籍金が高すぎる」と報じていた。欧州ビッグクラブも中村の獲得に名乗りをあげているだけに、ヘンクとしては高額な移籍金を嫌った格好だ。
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