大宮アルディージャのサポーター団体『ORANGER』は今月22日に声明を発表。クラブが明治安田生命J2リーグで最下位に沈む中、クラブの経営方針に異議を唱えた。
2018シーズン以降J2での戦いが続いている大宮は、2021年から今年にかけて4度の監督交代を実施。J2で2桁順位が続く中、今季は開幕から8試合で4勝4敗とまずまずの滑り出しだった。しかし4月12日開催の第9節ザスパクサツ群馬戦から6連敗。先月17日の第16節いわきFC戦で1-2と敗れて最下位に転落すると、クラブは相馬直樹氏から原崎政人氏への監督交代に踏み切った。
しかし監督交代後もリーグ戦で1分4敗。今月7日の天皇杯2回戦でジェフユナイテッド市原・千葉に勝利したとはいえ、復調のきっかけをつかめていない。
そんな中、『ORANGER』は「2023シーズン、後半戦の応援について」と題して声明を発表。「クラブ・選手・サポーター、全てがバラバラに近い状態です。試合を闘っていくなかで、これ以上大宮に関わる全ての人たちがバラバラになっていては上向くことはないと考えています」と、クラブに関わるすべての人々に対して一致団結を求めている。
またクラブに対しては「毎年のシーズン終了後、また先日のアウェイ甲府戦のあとにも伝えたこと」と前置きした上で、以下の3点について異議を唱えている。
「一貫性のない補強と繰り返される監督のみの責任の押し付け」「コストカットの発言だけを繰り返し、強くなることへの具体策を示さないこと」「年間目標を明らかにしないままシーズンをスタートしたこと」
その上で「補強、今いる選手へのアプローチ、出来ることはあるはず。口先だけの『変わります』はもういらない。プロクラブなら行動で示せ」と、クラブ幹部に対して強いメッセージを発信。
「どんな状況でも、ORANGERは最後まで諦めません。必ずここから這い上がると信じて、残り21試合、すべて全力で闘っていきます。よろしくお願いいたします」と締めくくっている。
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