日本代表MF田中碧は今月、ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに対して今季限りで退団を懇願。プレミアリーグ(イングランド1部)複数クラブからの関心が報じられているが、近日中に移籍先のクラブと合意に達する可能性があるようだ。
デュッセルドルフのマネージングディレクターを務めるクラウス・アロフス氏は今月中旬、ドイツ誌『ビルト』のインタビューで「数週間前、田中は我々に退団の意向を申し出た。彼は1部リーグでプレーすることを望んでいるが、ブンデスリーガである必要はない」とコメント。
すると英紙『テレグラフ』は「田中がプレミアリーグに移籍する可能性がある」と報道。これによると、ウェストハム・ユナイテッド、フラム、そしてイングランド2部降格クラブが同選手に関心を寄せているという。
一方、ドイツ紙『ライニッシュ・ポスト』は田中の移籍金について「500万ユーロ(約7億1200万円)による退団条項の期限は、先月末にきれた。デュッセルドルフにとって300万ユーロ(約4億7000万円)を下回るオファーは、今のところ深刻な問題にはならない」としている。
その上で「デュッセルドルフに対する具体的なオファーはまだ提示されていないが、数日以内に合意に達する可能性がある」とリポート。デュッセルドルフはオファーが届き次第、田中の売却に応じるものとみられる。
田中は2021年に川崎フロンターレからデュッセルドルフへ移籍。2022/23シーズンは序盤からレギュラーに定着すると、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)で活躍。しかしカタールW杯後に調子を落とし、今年4月9日のリーグ戦で右膝内側靭帯を断裂。今季中の復帰は叶わず、現在は古巣川崎の施設で練習に励んでいる。
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