ガンバ大阪は7日に行われた天皇杯2回戦で、JFL(日本フットボールリーグ)所属の高知ユナイテッドSC相手に1-2と敗北。高知によるジャイアントキリングが話題を呼ぶ中、高知所属選手に対するG大阪ゴール裏団体『ガンバ大阪サポーター連合』のメンバーの態度が物議を醸している。
G大阪はJ1リーグで一時最下位に沈むなど苦戦。ただ先月28日のJ1第15節アルビレックス新潟戦から連勝と、立ち直りの兆しを見せる中で天皇杯初戦に挑んだ。しかし前半4分に先制点を許すと、前半終了直前にはDF三浦弦太のオウンゴールで追加点を献上。後半キックオフにMFフアン・アラーノやFWイッサム・ジェバリ、FW食野亮太郎を投入したが、1点を返すにとどまり1-2で敗れた。
試合後、ゴール裏に陣取るG大阪サポーターはG大阪の選手に容赦なくブーイング。一方、高知の選手たちがG大阪のゴール裏に挨拶した際には、多くのG大阪サポーターが拍手をするなど高知の戦いぶりに敬意を表していた。
一部サポーターの指摘によると、G大阪サポーター連合メンバーは高知の選手を称えるようなアクションを見せなかったとのこと。これには「リスペクト大事」「今日は高知を褒めるべき」「連合って自己満の集まりなのか」と厳しい声が上がっている。
ただ一方で「拍手するかしないかは自由」「連合の行動は何もおかしくない」「連合を批判したいだけなのでは」とG大阪サポーター連合メンバーを擁護するコメントも。「大学生ならともかく高知もプロ契約がいてJリーグ参入を目指すチームとして、わざわざ対戦相手に挨拶しにくる必要があったのかは疑問」といった意見も見られる。
なおG大阪サポーター連合は先月20日開催のJ1第14節横浜F・マリノス戦で応援をボイコット。試合後に選手と握手を交わしたこともあり周囲から批判を浴びると、翌日に謝罪。公式ツイッターアカウントに「今回の行動によって混乱を生みご迷惑をおかけしたことをお詫びします。決してネガティブな意図を持ち行動したことは無く選手や監督スタッフとより強固な信頼関係築き一丸となりこの苦境を乗り越え未来の栄光に繋げる為に起こした行動であるということをご理解ください」
「次の試合からまた熱く激しくチームへのサポートを行うつもりです。異論等あるとは思いますがガンバ大阪が一丸となりここから這い上がりたいと思いますのでよろしくお願い致します」と投稿していた。
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