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セリエA優勝ナポリ、堂安律ら日本人選手3名獲得候補に。鎌田大地と交渉も

鎌田大地 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地は、セリエA(イタリア1部)優勝クラブであるナポリへの移籍が噂されている。そんなナポリが鎌田を含めた日本人選手3名を獲得候補に含めたと現地で報じられている。

 ナポリは昨季リーグ戦3位で終えると、昨年7月にセネガル代表DFカリドゥ・クリバリの後釜として韓国代表DFキム・ミンジェを獲得。同選手が主力センターバックとして公式戦ほぼ全試合で先発出場する中、クラブは今月7日のフィオレンティーナ戦で1-0と勝利し、33シーズンぶりとなるリーグ優勝を成し遂げている。

 ナポリの専門サイト『カルチョ・ナポリ』は今年3月末、来季以降の補強計画について「ブラジルやアルゼンチンなど南米から選手を獲得する時代は終わった」とし、「今まさに(ターゲットとする)市場を拡大している。日本、カザフスタン、ベトナム国内リーグにいるタレントの獲得を考慮している」と、日本を含むアジア市場に注目していることを伝えていた。

 すると同メディアは8日、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長のコメントを紹介。これによると、会長は「アメリカ人、韓国人、日本人選手を探している」と日本人選手獲得の可能性に言及したという。

 さらにナポリがリストアップした日本人選手が、鎌田大地やレアル・ソシエダ所属MF久保建英、SCフライブルク所属MF堂安律だと報道。鎌田については、ナポリの専門サイト『area napoli』が「ナポリの関係者が同選手の代理人と情報交換を行った」と伝えている。

 一方でソシエダと2027年6月まで契約を残す久保は、今月2日のレアル・マドリード戦後のインタビューで「来シーズンは100%ソシエダでプレーします」と残留を明言。久保とソシエダの現行契約に6000万ユーロ(約85億円)の契約解除条項が盛り込まれているほか、他クラブに放出した際にレアル・マドリードが移籍金の50%を得ることもあり、獲得は難しいとの見方が広まっている。

 堂安については、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)開催期間中にミランやアタランタ、マンチェスター・シティなど複数クラブが移籍先候補として報じられていた。しかし先月以降は音沙汰がない状況だ。

 キム・ミンジェの活躍もあり、ナポリのアジア人選手に対する評価は高まっていると考えられる。それだけに、日本人選手のナポリ加入が実現するか注目が集まる。