YBCルヴァンカップのグループステージ第4節は、今月19日に10試合が開催。横浜F・マリノス所属MF山根陸やFC東京所属FW熊田直紀らが「ニューヒーロー賞」受賞者の候補に挙がる中、『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』の調べで湘南ベルマーレやサガン鳥栖で若手選手の出場機会が多いことが実証された。
国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関であるスポーツ国際研究センターは今月、2023シーズンのJ1リーグ所属クラブを対象とした「直近5シーズンのリーグ戦において、全選手に対して10代選手の出場時間が占める割合」を公開。
これによると、湘南が「9.2%」でトップに立っているほか、鳥栖は「8.1%」で2位。MF松木玖生や熊田などを擁するFC東京が「3.7%」で5位にランクインするなど、コンスタントに高卒選手を獲得しているクラブや若手主体のチーム編成を行っているクラブが上位に名を連ねた。
一方で下位に目を向けると、主力選手の年齢層が高い川崎フロンターレが「0.1%」で最下位。北海道コンサドーレ札幌が「0.9%」、横浜F・マリノスはが「1.1%」と続いている。川崎と札幌に関しては、大卒選手によるレギュラー定着が目立っていることが10代選手の出番が少ない要因だと考えられる。
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『CIES』公表の「10代選手による出場時間割合」ランキング
<トップ5>
1位:湘南ベルマーレ(9.2%)
2位:サガン鳥栖(8.1%)
3位:アルビレックス新潟(6.0%)
4位:京都サンガ(4.8%)
5位:FC東京(3.7%)
<ワースト5>
1位:川崎フロンターレ(0.1%)
2位:北海道コンサドーレ札幌(0.9%)
3位:横浜F・マリノス(1.1%)
4位:柏レイソル(1.4%)
5位:アビスパ福岡(1.5%)
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