浦和レッズから名古屋グランパスへ期限付き移籍中のデンマーク人FWキャスパー・ユンカーは、再三にわたり日本国外への移籍が噂されていた。そのユンカーが、日本代表DF板倉滉擁するボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)からの関心を明かしている。
ユンカーは2021年4月にノルウェー1部FKボデ/グリムトから浦和へ完全移籍。来日1年目からグロインペイン症候群に悩まされると、昨季も複数回にわたり戦線離脱。リーグ戦14試合の先発出場で7ゴールという結果に終わると、マチェイ・スコルジャ監督の構想から外れて今年1月に名古屋へレンタル移籍。今季はここまでリーグ戦7試合の出場で3ゴール2アシストと、名古屋の上位争いに貢献している。
同選手は名古屋移籍直後に母国デンマークメディアの取材で、浦和との契約が2024年まで残っていることを明言。2021年の夏以降、ヴィッセル神戸からのオファーやナント、ジェノア、サンプドリアなど欧州複数クラブからの関心が伝えられていた。
そんなユンカーは今月、デンマーク放送協会のインタビューに対応。日本でのプレーや生活について質問を受ける中、「昨年の秋に、ボルシアMGのスカウトが浦和の試合で視察に訪れたんだ」と告白。
「ボルシアMGのスカウトからは『J1リーグ上位8クラブのレベルは、ブンデスリーガの中位クラブに匹敵する』と言われたよ。日本のリーグ戦で勝利することは本当に難しい。それに神戸でプレーしていたトーマス・フェルマーレンなど欧州最高峰のリーグからビッグネームが集結しているんだ」と、J1リーグのレベルについても語っている。
ボルシアMGは1970年代にブンデスリーガを5度制した古豪。昨年7月にマンチェスター・シティから板倉を完全移籍により獲得しているが、今季はここまでリーグ戦27試合を終えて9勝8分10敗。来季UEFAヨーロッパリーグ出場圏内の5位SCフライブルクから勝ち点12差をつけられている。欧州主要リーグからの関心が明らかになった中、ユンカーのもとにオファーが届くか注目が集まる。
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