チェルシーが、バルセロナに所属するスペイン代表MFガビ(18)の獲得に興味を示しているようだ。スペイン『アス』が伝えた。
2021年8月にトップチームデビュー以降、闘争心溢れるプレーや高い万能性を武器に主力として今季もここまで公式戦40試合に出場しているガビ。昨年9月にはバルセロナと2026年夏までの新契約を締結し、契約解除金も10億ユーロ(約1452億3000万円)に設定されていた。
しかし、バルセロナが財政難を抱えていることからリーグのサラリーキャップ制度に違反したとして、トップチーム登録を認められず。この判断を不服とした申し立てを裁判所に行うと暫定的に登録を認める判決が下され、冬の移籍市場最終日にトップチームに登録され、背番号も「30」からシャビ・エルナンデス監督も背負った「6」に変更されていた。だが、バルセロナが指定された期限までに書類などを提出しなかったことから再びユース登録となっている。
そうしたなか、チェルシーは3週間前にクラブ関係者がマドリードに赴きガビの代理人であるイバン・デ・ラ・ペーニャ氏と会談を行なったという。チェルシーは契約意欲や将来の野心的なプロジェクトにおける重要性、チームの中心選手としての地位を与えようとしており、最初の会談は両者にとってとても満足いくものだったようだ。
そして、近日中にさらなる会談を行う予定でより強固なコミットメントを獲得する予定だという。その一方で、ガビはバルセロナの対応にとても憤慨しており、クラブが6月30日までにサラリーキャップの問題を解決しなければ、プロ契約が無効となり、フリーで他クラブへと移籍が可能になるようだ。
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