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柏OB近藤直也がネルシーニョ監督の問題点指摘「戦術ない。同じ練習を…」

近藤直也氏 写真:Getty Images

 柏レイソルは明治安田生命J1リーグで最下位に低迷。サポーターからネルシーニョ監督解任を求める声が上がる中、クラブOBの近藤直也氏と澤昌克氏が同監督のトレーニング方法や起用法について語っている。

 近藤氏は2002年から2015年まで柏のトップチームでプレー。2008年8月からおよそ5年半にわたり澤氏とチームメイトだったほか、2011年にはネルシーニョ監督のもとJ1リーグ優勝に大きく貢献。昨年10月にレイソル後援会のアンバサダーに就任するなど、今でも古巣クラブに関わっている。

 レイソル後援会の公式YouTubeチャンネルでは、先月末から複数回にわたり近藤氏と澤氏による対談動画が公開。話題がネルシーニョ監督の指導方法に及ぶと、近藤氏は「色々な選手のモチベーションを上げるのがうまかった」と評価しつつも、「(ネルシーニョは)まあたいした戦術は正直ないですけど。これはもうみんなも思ってると思うんですけど、これは言ってもいいと思います。ないです!」とコメント。

 これに対して澤氏は、「ないけど、本当に選手の競争心を煽るというかね。試合に出てる選手も危機感あるから。紅白戦で(先発メンバーが)変わっちゃう。すごい表情でお前ら何やってんだみたいな感じで選手をボンボン。ビブス持って、お前とお前メンバー変われみたいなね」と、紅白戦でのパフォーマンスを踏まえて先発メンバーを決める同監督の方針を語っている。

 また澤氏は「毎週、1年間通して同じ練習をひたすらやっていたよね」と、練習メニューのバリエーションにも言及。近藤氏は「それで言うと練習でなんか落とし込むとかないからね。全く。ただ一週間の中でやって紅白戦で誰が活躍するか、サバイバルゲームみたいなもの」と、戦術面の観点からネルシーニョ監督の問題点を指摘している。

 柏はリーグ戦未勝利の中、今月5日のYBCルヴァンカップ・グループステージ第3節アルビレックス新潟戦でも0-2と敗北。サポーターが「VITORIA? Nelsinho?」と書かれた横断幕が掲出し、選手たちにブーイングを浴びせると、ネルシーニョ監督がアウェイゴール裏に指差しながら激昂している。