日本代表MF南野拓実は、リーグアン(フランス1部)ASモナコで出場機会が減少。イギリス国内ではリバプールによる同選手の高額売却が評価されている。
南野は2020年1月にオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍。しかしリバプールでは出場機会に恵まれず、国内カップ戦要員として過ごしていた。そして昨年6月に出場機会を求めてモナコへ完全移籍。しかしフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず、再三にわたり現地メディアから酷評。2月5日のクレルモン戦を最後にリーグ戦での先発出場がない状況だ。
英メディア『フットボール・ファンキャスト』は、同選手がモナコで苦戦していることに触れた上で「今思えば、南野の売却でリバプールは金字塔を打ち立てたようなものだ」と、リバプールを評価。
「リバプールは725万ポンド(当時約10億円)というバーゲン価格で南野を獲得した。しかし彼はサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーという先発トリオの攻撃陣を崩すことができず、自分の価値を証明するチャンスがほとんどなかった」と、リバプール在籍時のパフォーマンスに綴っている。
そしてリバプールがモナコへの南野放出により、移籍金1500万ユーロ(約21億円)を手に入れたことを紹介。「南野はモナコとまだ3年以上契約を残しているにもかかわらず、市場価値はわずか700万ポンド(約11億円)だ」と指摘。リバプールの同選手放出が正解である理由を示した。
モナコが上位争いを繰り広げる中、今月3日のストラスブール戦でも出番がなかった南野。先月下旬のキリンチャレンジカップ2023で日本代表から落選するなど、苦境に立たされている。
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