かつてガンバ大阪でプレーしていたオーストリア1部LASKリンツ所属FW中村敬斗は今月、日本代表に初選出。ステップアップ移籍の可能性が報じられる中、プレミアリーグ(イングランド1部)リバプールが代表戦における同選手のパフォーマンスに熱視線を注いでいる。
中村の去就については、英紙『テレグラフ』が今年1月30日に「リバプールとブライトンは、今季ここまで彼のプレーを見るために定期的にスカウト陣を送り込んでいる」と報道。FW伊東純也所属のスタッド・ランスやアウクスブルク、MF久保建英擁するレアル・ソシエダからの関心も伝えられるなど、すでに複数クラブによる争奪戦の様相を呈している。
そんな中、リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は「リバプールのスカウト陣は、今年夏の獲得候補2名が代表デビューを果たすことにより、忙しくなる」とリポート。
獲得候補のひとりに中村の名前を挙げると、「中村は三笘薫や久保建英など、日本代表で活躍する選手たちとポジションを争うが、森保一監督は中村を代表デビューさせるだろう」
「南野拓実や古橋亨梧といったポジション争いのライバルがメンバーから外れたことを踏まえると、中村の日本代表選出は彼の才能を改めて評価することになるだろうし、今の日本代表は非常に競争が激しくなっている」と、代表デビューの可能性を分析。
「中村の粘り強いプレースタイルと1対1での強さは、今のリバプールに完璧にフィットするものであり、注目すべき選手だ」と綴っている。
なおLASKリンツ率いるディートマー・キューバウアー監督は、オーストリアメディア『クローネンツァイトゥング』のインタビューで中村の去就に言及。LASKリンツが同選手と2025年6月まで契約を残しているものの、「中村が来季もLASKリンツでプレーすることを願っている。だが、今の調子でプレーを続ければ引き留めるのは難しい」と私見を述べている。
またイタリアメディア『カルチョメルカート』は先月、中村敬斗の市場価値が500万ユーロ(約7億2000万円)だと報道。LASKリンツ幹部は、同選手との契約内容に契約解除条項が設定されていないことを明かしているため、LASKリンツの歴代最高売却額である350万ユーロ(約5億円)を更新する可能性が高いとみられている。
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