明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパスと契約問題を巡って裁判で争っていた元ブラジル代表FWジョー(35)が今月26日、母国ラジオ局の番組を通じて現役引退を表明。先月に中東クラブをわずか5日で退団した理由も明かしている。
ジョーはブラジルメディア『Radio 365』の番組に出演すると、「今日をもって、ジョーはプロサッカー界でのサイクルを終える。そしてジョアン・アウベス・デ・アシス・シウバは私生活を続けていくことになる」
「もちろんサッカーはこれからも人生の一部だ。サッカーは僕に多くの扉を開いてくれたし、多くの人と出会う世界だったからね」と、引退後もサッカーと距離を置かない姿勢を打ち出している。
そんなジョーは昨年8月から2022シーズン終了までブラジル1部セアラーSCでプレー。先月25日にサウジアラビア2部アルジャバラインへ移籍したものの、30日に契約解除で合意。わずか5日でのスピード退団が話題を呼んでいた。
同選手はアルジャバライン退団の経緯にも言及。「アルジャバラインにはプロサッカー選手にとって十分な仕組みがなかったんだ。アラブの街はとても閉鎖的だった。クラブの会長と話をして、契約解除したのさ」と、サウジアラビアやアルジャバラインの環境やマッチしていなかったことを明かしている。
なおジョーは2020年4月、名古屋グランパスと契約期間中であったにもかかわらず無断で帰国し、ブラジル1部コリンチャンスと契約。名古屋グランパスはスポーツ仲裁裁判所での裁判をへて、昨年6月にジョーの契約問題を巡る問題でコリンチャンスや同選手に勝訴していた。
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