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2023シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕した。2月17日に行われた昨シーズン2位の川崎フロンターレと優勝の横浜・マリノスによる開幕戦では、横浜FMが2-1で勝利。翌18日に開幕節残りの全8試合が行われている。
シーズンを通してのクラブ順位予想は、開幕前に多くのメディアや専門家が実施している。ただ、その時点で公式戦をこなしているクラブはわずかで、具体性をもって予想することは難しい。そこでここでは、J1開幕節全試合をフルタイムで観たうえでの順位予想を紹介しよう。
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18位:横浜FC
2シーズンぶりのJ1復帰を達成した横浜FC。今2023シーズン前には積極的な補強を敢行し、名古屋グランパスとの開幕戦でも、DFユーリ・ララ、MFの三田啓貴や坂本亘基らがスタメン出場を果たした。ただ、入れ替えが多くなった分、開幕時点での完成度はイマイチ。ボールを保持する術は持っているもののアタッキングサードでのアイデアに乏しく、クロスに対しての前線の選手の反応もシンプルなものに終始した。エースであるFW小川航基が、エリア内で仕事をする機会を増やしたい。
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17位:京都サンガ
昨2022シーズン16位でJ1残留を果たした京都サンガだが、今年も苦しいシーズンとなるかもしれない。開幕戦では鹿島アントラーズと対戦したが、8分、34分と前半のうちに2失点。後半開始から3枚替えで反撃を狙ったが、最後までゴールが遠かった。曹貴裁(チョウ・キジェ)監督のチームらしく、全員がよく走り献身性は高いが、球際での強度で少しずつ相手に及ばず。DFにミスが出たことも悔やまれる。攻撃では、チャンスを生み出すべき両ウイングが相手を剥がせなかった。得点力アップのカギは、後半開始から出場し多くのチャンスに絡んだFW一美和成か。25歳にして多くのクラブを渡り歩いたストライカーであり、得点だけでなく前線の起点不足も解消してくれるかもしれない。
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16位:サガン鳥栖
昨シーズン11位のサガン鳥栖だが、湘南ベルマーレとの開幕戦は非常に苦しいものとなった。お互いに運動量豊富で激しく攻守が入れ替わる試合となったが、開始直後に失点するとVARでの得点取り消しなどもあり、リズムを掴めず。反対に前半3失点、後半にも2失点を喫し、1-5の大敗。スコアほど内容に差があったとは思わないが、最終ラインの高さやビルドアップの精度など、リスク管理の修正は欠かせない。攻撃参加の人数が多くある程度の得点力は見込めるため、守備の安定感が順位に直結するはずだ。
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15位:北海道コンサドーレ札幌
昨シーズンは10位で、ここまで数シーズンは守備に課題を抱えていた北海道コンサドーレ札幌。今季は、課題がやや変わりそうだ。開幕戦のサンフレッチェ広島戦ではボールを握られ、懸命な守備にGK菅野孝憲の圧倒的なパフォーマンスもあって勝ち点1を手にした(0-0)。最前線で待つFWキム・ゴンヒが孤立してしまったことで、押し込まれ続ける展開に。数少ないチャンスはMF金子拓郎の突破力やMF菅大輝の飛び出しから生まれており、失点を防ぎつつ彼らの特徴を活かすシーズンとなるかもしれない。
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14位:アビスパ福岡
昨シーズン14位のアビスパ福岡は、今季も簡単なシーズンとはならなそうだ。ヴィッセル神戸との開幕戦は、進化を見せた前半と昨季の悪い時期のような後半に分かれ、最終的に後半25分に失点して0-1で敗れた。前半、新加入のMF紺野和也が何度もチャンスを作りある程度ボールを持ちながら攻撃を構築していたが、これを90分間続けられるか。昨季10得点を挙げたFW山岸祐也が昨年同様のパフォーマンスを見せられれば、攻撃の起点は増加する。
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13位:浦和レッズ
FC東京との開幕戦に0-2で敗れた浦和レッズ。マチェイ・スコルジャ新監督の志向するサッカーへ変換している最中で、完成度としては高いとはいえなかった。FC東京の球際の激しさに苦しみ、数少ないチャンスはMF大久保智明の突破力から生まれたものが多い。対戦相手によってはおそらくボールを握れ、どのようなパスワークで崩すのか、どこでボールを奪うのかが明確になれば成績が向上するはずだ。
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