東京V、元U17ブラジル代表FW獲得か。幹部明言「規律正しい国の日本へ…」

　ブラジル1部セアラーSCでプレーしていた元U17ブラジル代表FWジョアン・ビクター（18）にはJリーグ移籍の可能性が報じられていた。そんな中、セアラーSCの幹部が同選手を明治安田生命J2リーグ・東京ヴェルディへ期限付き移籍により放出した理由を語っている。

　ブラジルメディア『Canal do Vozao』は昨年末、J1所属クラブが買い取り義務付きのレンタル移籍によりビクターの獲得を目指しているほか、すでにクラブ間交渉を進めていると報道。その後、1カ月以上にわたり音沙汰がなかった。

　しかしブラジルのラジオ局『CBN』は、今月13日に「彼は今年1月中旬から東京ヴェルディへレンタル移籍している。過去とちがって良いパフォーマンスを継続できないビクターは、出場機会が減少。そのため、クラブ幹部は東京ヴェルディへのレンタル移籍を良い目で見ている」とリポート。

　セアラーSCのダイレクターを務めるイスラエル氏は『CBN』の番組に出演した際、ビクターのレンタル移籍について「彼をセアラーSCの環境から解放し、規律正しい国である日本へ送り出すんだ。彼には必ずここに戻って来てもらう」と語っている。

　身長167cmで両利きのビクターは、現在セアラーSCのU20チームに在籍。左ウイングを主戦場としながら前線の複数ポジションでプレーしている。また2021シーズンにトップチームで5試合に出場したほか、2022シーズンもブラジル1部リーグ8試合でベンチ入りしたほか3試合で途中出場。U17ブラジル代表選出経験もある。