
明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸は、ブラジル1部CRフラメンゴに所属するブラジル代表GKウーゴ・ソウザ(23)の獲得で合意と伝えられていたが、今月14日になって破談に終わったようだ。
ヴィッセル神戸は昨年12月、買い取りオプション付きのレンタル移籍でウーゴ・ソウザ獲得オファーを提示もCRフラメンゴから却下。しかし年明けにレンタル移籍から完全移籍に切り替えて「移籍金130万ドル(約1億7000万円)の支払いでウーゴ・ソウザ保有権の50%取得」という条件で再度オファーを提示すると、クラブ間合意に達していた。
またブラジル紙『O DIA』は選手サイドがヴィッセル神戸の提示した年俸額に不満があると報道。しかし『グローボ』をはじめ複数のブラジルメディアは11日、3年契約締結で個人合意に達したと報道。同選手は13日にもヴィッセル神戸と正式に契約を結ぶものとみられていた。
ところが『O DIA』の記者が14日になって「ウーゴ・ソウザはヴィッセル神戸移籍を見送る。彼の代理人は『日本行きは、彼の母親が健康上の問題を抱えており、今すぐには遠くへ行くことができないため、再考した』と語っている。金銭面での問題ではなく、家族の問題だ」とツイート。一転してヴィッセル神戸移籍が破談に終わったことを伝えたのだ。
身長199cmのウーゴ・ソウザは2018年8月、当時プロ経験がないにもかかわらずブラジル代表に招集されると、2019年にCRフラメンゴのトップチームへ昇格。有望株として期待を寄せられていたが、2021シーズンにつづき2022シーズンもレギュラーの座を確立することができなかった。
なおヴィッセル神戸のゴールキーパー陣では、GK飯倉大樹(36)が契約満了により2022シーズン限りで退団。現在はGK前川黛也(28)、GK坪井湧也(23)、GK廣永遼太郎(33)の3人体制であるため、今後新戦力獲得へ何らかの動きがあるとみられる。
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