明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸は、ブラジル代表GKウーゴ・ソウザ(23)の獲得でブラジル1部CRフラメンゴと移籍金で合意に達したとみられている。しかし、同選手は依然としてヴィッセル神戸からのオファー内容に納得していないようだ。
ウーゴ・ソウザの去就については、横浜F・マリノスやAZアルクマール、ポルトガル1部FCファマリカンやエストリルなど複数クラブからの関心が伝えられていた。その中、ヴィッセル神戸は買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得オファーを提示していたが、CRフラメンゴが却下したとみられていた。
しかしブラジル紙『O DIA』は今月6日、ヴィッセル神戸が「移籍金130万ドル(約1億7000万円)の支払いでウーゴ・ソウザ保有権の50%取得」という条件のもと、完全移籍による獲得で再度オファーを提示したと報道。CRフラメンゴもオファーを受け入れたという。
一方、選手サイドは3年契約によるオファーを拒否した模様。『O DIA』のジャーナリストは「今のところ、フラメンゴとヴィッセル神戸のウーゴ・ソウザ獲得交渉に変化はない。このゴールキーパーは、年俸が増額される場合のみ、ヴィッセル神戸からのオファーを受け入れる。CRフラメンゴはウーゴ・ソウザを放出する意向だが、選手サイドは3年契約の給与ベースを好まなかった」と、選手サイドの意向を綴っている。
ただCRフラメンゴは今月9日、アルゼンチン1部の強豪ボカ・ジュニアーズに所属するGKアグスティン・ロッシ(27)と今年7月からの4年半契約締結で事前合意に達したと公式発表。CRフラメンゴがウーゴ・ソウザの後釜としてロッシの獲得に動いていただけに、ウーゴ・ソウザが今後ヴィッセル神戸のオファーを受け入れるか注目が集まる。
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