J2降格の清水エスパルスは11月30日、DF立田悠悟(24)とDF片山瑛一(31)がJ1・柏レイソルへ完全移籍したと公式発表。両選手の退団に清水エスパルスサポーターから様々な声が沸き起こる中、元日本代表FW北川航也(26)のツイートが反響を呼んでいる。
清水エスパルスは今季のJ1リーグで17位に終わり、J2へ降格。それでも今季途中から指揮を執っていたゼ・リカルド監督の来季続投を公式発表しているほか、今季まで水戸ホーリーホックを率いていた秋葉忠宏氏をトップチームコーチに招へいしている。
ただ一方でJ2降格に伴い、ブラジル人FWチアゴ・サンタナ(29)ら複数選手の退団が心配されると、片山瑛一と立田悠悟の柏レイソル完全移籍が決定。特に清水エスパルス一筋だった立田悠悟には、一部から批判の声が上がっていた。
そんな中、北川航也は両選手の退団決定直後に自身のツイッターアカウントを更新。「来るもの拒まず、去るもの追わず」と投稿すると、清水エスパルスサポーターから「その通り!」、「清水エスパルスを応援するのみ!」、「北川さん流石!」といった賛同のメッセージが数多く寄せられている。
また立田悠悟の退団に落胆するサポーターの「マジで立田にはがっがりだよ! 先輩教育してよ!」というリプライに対しては「なぜ?自由です」と反応。他選手の去就には関わらないスタンスを改めて打ち出している。
さらに北川航也の投稿に対して「この言葉に決意を感じる」、「残留宣言かな」といったコメントも寄せられるなど、同選手の清水エスパルス残留を予想する声も上がっている。
なお立田悠悟は清水エスパルス退団について「清水エスパルスに関わる皆様、いつも応援いただきありがとうございます。今回移籍という決断をしました。まず、この移籍に関して賛否両論あると思いますが、自分の目標や夢を叶えるためにチャレンジしたい気持ちが強く、自分なりの答えを出しました」
「長い間、清水エスパルスに様々な部分で成長させてもらいましたし、エスパルスに関わる全ての皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。間違いなく、清水エスパルスは自分の全てだったし、かけがえのないクラブです。だからこそ、エスパルスで培ったものをさらに伸ばし、自分なりの道を切り開いていきます。最後にファン、サポーターの皆様、これからも清水エスパルスの応援をよろしくお願いします」とクラブ公式サイトを通じてサポーターにメッセージを送っている。
また片山瑛一は「この度、柏レイソルに移籍することになりました。この2年間は本当に思い描いていたようにはいかず、エスパルスの関係者の皆様やサポーターの方々には辛い想いばかりをさせてしまいました。しかし、そんな中、どんな時でも沢山の愛情をクラブや選手に注いでいただき本当に感謝しています」
「期待に応えることはできませんでしたが、どんな時も自分らしく最後まで走り続けられたのは応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。この2年間、辛く苦しいことが多かったですが、同時に沢山の気づきや学びを得ることができました」
「そして、このエスパルスのエンブレムを背負い戦って得た自信や誇りを胸に、また新しい場所で覚悟を持ってチャレンジしていきたいと思います。クラブは変わりますが、1人のサッカー選手として、戦う姿で勇気や感動を感じていただけるように、一生懸命全力で走り続けていきます。2年間、本当にありがとうございました」とコメントを残している。
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