
明治安田生命J1リーグ・北海道コンサドーレ札幌は、ブラジル人MFガブリエル・シャビエル(29)との契約が今季限りで満了を迎えたとみられている。そんな北海道コンサドーレ札幌は同選手の残留を望んでいるが、Jリーグ他クラブへ流出の可能性もあるようだ。
シャビエルは2017年から5シーズンにわたり名古屋グランパスでプレー。昨年12月に契約満了により名古屋グランパスを退団すると、クルゼイロなどブラジル国内複数クラブからのオファーが伝えられる中、今年1月に北海道コンサドーレ札幌へ加入していた。
その北海道コンサドーレ札幌ではJ1リーグで19試合の出場にとどまったものの、8月20日の第26節・サガン鳥栖戦以降は全試合でスタメン出場。直近7試合で3ゴールを挙げるなど、好パフォーマンスを発揮してシーズンを終了。Jリーグアジアチャレンジでは2試合いずれもメンバー外となっていた。
ブラジルメディア『iG Esprote』は今年8月、シャビエルと北海道コンサドーレ札幌の契約が今季終了後までだと報道。同選手に近い関係者の話として「ブラジルサッカー界に復帰する可能性が、来シーズンの選択肢として出てきた。5年以上にわたり日本で過ごしているが、2023年に新たなキャリアを歩むことになるかもしれない」と伝えていた。
ただ『iG Esprote』の記者であるフェリペ・シウバ氏は今月19日に「シャビエルは今後数日以内に自身の将来について決断を下す。北海道コンサドーレ札幌は彼との契約更新を望んでいるが、日本国内の他クラブも関心を寄せている」とツイート。日本国内クラブで争奪戦になる可能性を指摘している。
その一方で「ブラジル国内クラブもシャビエルの獲得調査を行っている。選手本人はブラジルでのプレーを検討している」とも投稿。依然として母国復帰の可能性が残っていることもあわせて伝えている。
なお北海道コンサドーレ札幌の外国籍選手では、ブラジル人FWドウグラス・オリヴェイラ(27)やスロベニア人FWミラン・トゥチッチ(26)がリーグ戦で無得点に終わった。一方でブラジル人MFルーカス・フェルナンデス(28)は先月に母国メディアのインタビューで、北海道コンサドーレ札幌との契約を2024年まで残していることを公表。タイ代表MFスパチョーク・サラチャート(24)は買い取りオプション行使によって完全移籍を果たすとともに、新たに5年契約を結んでいる。
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