サッカー日本代表は17日、強化試合・カナダ戦で1-2と敗北。FIFAワールドカップ・カタール大会のドイツ戦を前に課題が明るみになったことにより、田中マルクス闘莉王氏ら日本代表OBが森保一監督の采配を批判している。そんな中、シント=トロイデンVV(STVV)所属の元日本代表FW岡崎慎司(36)が森保ジャパンへの批判に対して異議を唱えた。
日本代表はカナダ戦で前半8分、MF柴崎岳からの縦パスに反応して相手ディフェンスラインの裏に抜け出したMF相馬勇紀が先制点を奪取。しかし前半21分にセットプレーから失点すると、後半アディショナルタイムにはDF山根視来が相手選手をペナルティエリア内で倒してPKを献上。これをFWルーカス・カバリーニに決められ、1-2で逆転負けを喫した。
試合後、ツイッター上にはFW浅野拓磨など状態面で万全でない選手を代表メンバーに選出した森保一監督の選考や、カナダ戦での起用法に対する批判が噴出。田中マルクス闘莉王氏は自身の公式YouTubeチャンネルを通じて「山根視来を本番で使うのは難しい」とコメントを残したほか、試合中にDF酒井宏樹のプレーで注意しなかった森保一監督に苦言を呈していた。
そんな中、南アフリカW杯から3大会連続出場と経験豊富な岡崎慎司は20日、自身のツイッターアカウントを更新。森保ジャパンへの批判が相次いでいる現状に「大会前に問題点を探し、疑問や不信に思う事は、結局負けた時の自分の意見の保険にしかならない」と反論。
「だったら一緒に背負って覚悟を持って応援したい。そうする事で同じ気持ちでワールドカップを戦える。僕が選手ならそういう人の声が1番響くし、叱咤激励になる。そして1番は自分も一緒に成長出来る」と、日本代表を後押しするように呼びかけている。
なお日本代表はW杯優勝候補ドイツ代表との一戦を終えると、27日にコスタリカ代表と激突。来月2日には強豪スペイン代表との一戦に臨む。森保ジャパンへの逆風が強まる中、岡崎慎司が一石を投じている。
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