
ヴィッセル神戸の運営会社である『楽天ヴィッセル神戸株式会社』の三木谷浩史代表取締役会長は、元バルセロナ所属選手であるMFアンドレス・イニエスタやFWダビド・ビジャの獲得を手掛けてきた。その三木谷浩史氏と、現役引退を表明したバルセロナ所属DFジェラール・ピケの関係性に再び注目が集まっているようだ。4日、スペイン紙『エル・パイス』が報じている。
ピケは2008年から今季にわたりバルセロナのトップチームでプレー。長らくセンターバックの主力選手として活躍し、2014/15シーズンにはイニエスタらとともにバルセロナの3冠達成(ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、UEFAチャンピオンズリーグ)に大きく貢献していた。
しかし2020年11月に膝を負傷。長期離脱を余儀なくされると、復帰後もコンディションに悩まされて出場機会が減少。今季ここまでラ・リーガで3試合の先発出場にとどまる中、今月3日に現役引退を発表。自身のSNSアカウントを通じて、今月5日のアルメリア戦は本拠地カンプ・ノウでのラストマッチになることを明かしている。
そんな中『エル・パイス』は、ピケの創設した投資会社『コスモス』を特集。「2017年の創設以来スポーツ分野に投資しており、三木谷浩史氏をはじめ複数の企業家が会社設立を支援した」とし、テニスの国際大会『デビスカップ』の大会概要変更やリーグ・アン(フランス1部)の放映権取得など、スポーツ分野における業績を紹介している
またピケ氏の人柄については「ピケは従来の投資にとどまっていない。ビルやレストランを買わない人に疑いの目を向けるような世界で、ビジネスの嗅覚を持っている。偉大な選手であると同時に、非常に優れたビジネスマンでもある」と評価している。
三木谷浩史氏がオーナーを務める楽天グループは、2017年から今年6月までバルセロナとスポンサー契約を結んでいた。2021/22シーズン終了後にスポンサー契約は終了しているが、今もなお同氏とバルセロナ所属選手による活動は続いているとみられる。
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