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旗手怜央を評価も…ポステコグルー監督が改善点指摘「彼のパスミスで…」

旗手怜央 写真:Getty Images

 セルティック所属のMF旗手怜央(24)は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入りが絶望的と伝えられている。そんな中、今月1日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第9節・マザーウェル戦で今季初ゴールをマーク。アンジェ・ポステコグルー監督が同選手の今後の可能性について語った。英紙『デイリーレコード』が伝えている。

 旗手怜央は先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で日本代表に招集されたものの、出場機会はなし。27日のエクアドル戦後に英メディア『フットボール・スコットランド』が「旗手怜央のワールドカップ出場への夢が消えた」と伝えるなど、同選手のカタールW杯メンバー落選がほぼ確実という見方が広まっている。

 それでも旗手怜央はマザーウェル戦で先発出場。1-1で迎えた64分にコーナーキックからグラウンダー性のパスを受けると、ドリブルでシュートコースを見つけて右足を振りぬく。同選手の豪快なミドルシュートはゴールマウス右隅を突き刺し、セルティックに勝ち越しゴールをもたらした。

 試合後、ポステコグルー監督は決勝ゴールをあげた旗手怜央について「旗手怜央はよく成長しているし、まだとんでもない可能性を秘めた選手だ。他の多くの日本人選手と同じように、彼は22歳で大学を卒業している。プロサッカー選手としてのキャリアは3年余りだ」

 「だからプロ1年目のインパクトから、彼のベースラインであれば、もっと良くなると思っていた。彼は自分に厳しく、自分を追い込み、もっと良くなりたいと思っている。だから、まだまだこれからだ」とさらなる成長を期待している。

 その上で「彼のパスミスがきっかけで退場者を出したし、彼自身あのミスを悔やんでいる。どうすればもっと良くなるかを考えるはずだ」とコメント。89分にMFカラム・マグレガー(29)が一発退場する直前のプレーに触れた。

 なおこの試合では、日本代表FW古橋享梧(27)やFW前田大然(24)も先発出場。古橋享梧が先制ゴールを叩き出している。一方で元日本代表MF井手口陽介(26)はベンチ外。今季開幕からまだ一度もピッチに立っていない。