サッカーU21日本代表は26日、国際親善試合・イタリア戦を1-1で終了。同点ゴールを決めた徳島ヴォルティス所属FW藤尾翔太(21)や清水エスパルス所属MF鈴木唯人(20)らが高評価を受けた一方、湘南ベルマーレからKVコルトレイクへ期限付き移籍中のMF田中聡(20)に及第点以下の評価が与えられている。
U21日本代表率いる大岩剛監督は強豪国イタリアとの一戦で、今年7月のEAFF E-1サッカー選手権に出場した横浜F・マリノス所属MF藤田譲瑠チマ(20)や、今年6月のAFC U23アジアカップ出場経験を持つ柏レイソル所属FW細谷真大(21)らを先発に抜てきした。
そのU21日本代表は前半から自陣に押し込まれる中、39分にレッチェ所属FWロレンツォ・コロンボ(20)によるボレーシュートから失点。しかし55分にショートコーナーから藤尾翔太がヘディングシュートで押し込み、同点に追いつく。その後は柏レイソル所属GK佐々木雅士(20)が好セーブを連発。イタリア代表の猛攻をしのぎ、1-1の引き分けで試合を終えている。
試合後、イタリアメディア『トゥットメルカート』はイタリア戦でプレーしたU21日本代表選手の採点を実施。同点ゴールをあげた藤尾翔太に「7」(10点満点)と最高評価を与えるとともに「斉藤光毅にかわってピッチに立つと、サインプレーから見事なゴールを決めた」と評している。
また鈴木唯人とスパルタ・ロッテルダム所属MF斉藤光毅(21)ら4選手が「6.5」と及第点以上の評価に。『トゥットメルカート』は「鈴木唯人は何度かゴールに迫ることにより、攻撃面におけるU21日本代表の作戦に臨機応変さをもたらした。斉藤光毅はスペースを走り回り、何度もGKエリア・カプリーレに脅威を与えた」と綴っている。
一方で細谷真大や田中聡ら5選手が「5.5」とチーム内最低評価に。細谷真大は「2,3回にわたり決定機を逃したことにより、喜ぶことができなかった」と決定力不足を指摘されている。
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イタリアメディア『トゥットメルカート』によるU21日本代表採点一覧
GK
佐々木雅士(柏レイソル)-6
DF
半田陸(モンテディオ山形)-5.5
鈴木海音(栃木SC)-6
西尾隆矢(セレッソ大阪)-5.5
加藤聖(V・ファーレン長崎)-6.5
MF
田中聡(KVコルトレイク)-5.5
鈴木唯人(清水エスパルス)-6.5
藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)-6
本田風智(サガン鳥栖)-5.5
斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)-6.5
FW
細谷真大(柏レイソル)-5.5
サブ
畑大雅(湘南ベルマーレ)-6
川﨑颯太(京都サンガ)-6
木村勇大(関西学院大学、京都サンガ加入内定)-なし
佐藤恵允(明治大学)-6.5
藤尾翔太(徳島ヴォルティス)-7
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