元日本代表MF中島翔哉(28)は今月、ポルトガル1部ポルトを退団。トルコ1部アンタルヤスポルに加入しているが、新天地2試合目での一発退場により現地メディアから批判を浴びている。
中島翔哉は今年6月30日にポルティモネンセへのレンタル期間を終えて、ポルトへ復帰。ポルティモネンセ再加入の可能性が取りざたされていたが、ポルトが完全移籍での放出にこだわったためポルトガル国内の移籍市場最終日である今月1日までに実現することはなかった。
するとトルコ国内の移籍市場最終日である今月8日、同選手はポルトと契約解除で合意。アンタルヤスポルと2024年6月までの2年契約を結ぶと、11日にトルコ1部リーグでのデビューを飾っていた。
そんな中島翔哉は17日開催のアダナ・デミルスポル戦で59分から出場。母親がスタンドから見守る中でも一戦だったが出場からわずか15秒後、敵陣左サイドでパス交換に絡んでいた相手選手に対して遅れてスライディングタックル。当初はイエローの判定だったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入しレッドカードが提示されている。
この中島翔哉の退場劇にオランダメディア『VOETBAL』は「中島翔哉は熱すぎる、途中出場から15秒後にレッドカード」と見出しをうち、「中島翔哉はまだアンタルヤスポルでレギュラーの座を確保できていない。この攻撃的ミッドフィルダーは、自分をアピールすることに少し熱心すぎるのではないかとさえ思えてくる」
「彼はアダナ・デミルスポル戦で58分からピッチに立ち、わずか15秒後に再びシャワーを浴びることを許された」と、同選手に対する皮肉を込めている。
またトルコメディア『Turkiye』が「中島翔哉の母親は激怒し、涙を流した」とリポート。「スタンドにいた中島翔哉の母親や家族の悲しみがスクリーンに映し出された。この夜、SNSで最も話題になったのは、『ナカジマが母親を怒らせた!』というものだった」
「息子の姿を見にきた中島一家は、衝撃を受けた。特に、スクリーンに映し出された中島の母親の姿は、SNSでも話題となった。途中出場からわずか15秒後のプレーでレッドカードを受けた息子に、母親は号泣していた」と綴っている。
なおこの試合では、8分にアンタルヤスポル所属のMFソネル・アイドードゥ(31)が一発退場。アダナ・デミルスポルも39分に退場者を出しており、レッドカード3枚が飛び交う乱戦となった。
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