ヴィッセル神戸は10日、明治安田生命J1リーグ第29節・名古屋グランパス戦を0-0の引き分けで終了。試合後に吉田孝行監督がゴール裏を訪れてサポーターにメッセージを送ったが、SNSで批判が噴出している。
ヴィッセル神戸は今季序盤からリーグ戦で黒星が先行。すでに2度の監督交代を行うなど混迷を極める中、J1リーグではJ2自動降格圏に沈んでいる。またAFCチャンピオンズリーグや天皇杯では大幅な先発メンバー入れ替えもあり、いずれもベスト8で敗退。ヴィッセル神戸は天皇杯敗退をうけて名古屋グランパス戦当日に声明を発表したが、J1残留を優先するクラブ首脳陣のやり方に批判が集中している。
その中で迎えた名古屋グランパス戦では、元日本代表DF酒井高徳(31)やFW武藤嘉紀(30)、MF山口螢(31)ら複数の主力選手が先発出場。しかし吉田孝行監督は交代カードを2枚しか切らなかったこともあり、攻めあぐねて引き分けに終わった。
吉田孝行監督は試合後、ゴール裏に訪れてサポーターに対して「一緒に戦ってください。お願いします」と懇願。この時の動画がツイッターで拡散されると、SNSユーザーから「降格するチームの姿」、「フロントは何をしているのか」、「ACL、天皇杯で裏切られたからな」といったコメントが数多く上がっている。
また「吉田さんかわいそう…」、「監督も犠牲者」、「明らかに力量不足なのに3度も監督やってこんな目にあってるのか」、「毎回毎回降格争いで監督任される吉田さんの気持ちになるとキツイよな」と吉田孝行監督を擁護する意見もあるほか、「永井SDは来ないのか」、「三木谷出てこい」という声も上がっている。
なおヴィッセル神戸は名古屋グランパス戦での引き分けによりJ2降格圏を抜け出せず、入れ替え戦圏内の16位アビスパ福岡から3ポイントの17位に沈んでいる。
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